教育センターニュース
第44号
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岩手県立総合教育センター
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2009.12.15 お問合せ:ml-maga@center.iwate-ed.jp

[目次]
■1 〔コラム〕 『こしかた肴に 語り酒』
■2 〔お知らせ〕岩手県教育研究発表会の開催について
■3 〔研究紹介〕授業改善に「校内ネットワーク」を活用
■4 〔研究紹介〕「特別支援学級」の弾力的な運用
■5 〔研究紹介〕「中1ギャップ」を個票で解消

[本文]

■1 『来し方肴に 語り酒』

 永年勤続表彰が先日行われました。今年の表彰者は474人。職場の先輩、後輩、あるいは同僚の表彰を祝う会が県内各地で催されたことと思います。同僚や家族、内助の功に感謝した人も多いことでしょう。
 私の担当にもひとり受彰者がいました。ささやかですが、町の小料理屋に仲間と集い、お祝いをさせていただきました。
  秋の宵 来し方肴に 語り酒
 その宴席で、彼が詠んだ一句です。字余りと謙遜しましたが、‘宵’が‘ほろ酔い’に、二十五年の歳月‘来し方’が、五十を迎える‘腰’‘肩’に聞こえておもしろい。
 彼は、今宵の心境と説きました。が、霜月の晦日の宴。初冬の宵です。きっと、彼のことだから、深まりゆく秋の宵、教育表彰を前に、一緒に歩んできた人と、これまでの人生を、夜もすがら語り合ったのではないでしょうか。句にしたためられた同僚の二十五年と、一昨年受彰した自分のこととを盃に映し描きながら、この句を心にとどめさせていただきました。(利)


■2 岩手県教育研究発表会の開催について

 平成22年2月17日(水)・18日(木)の2日間にわたり、本年度の岩手県教育研究発表会を開催します。本年度は、多くの学校関係者に集まっていただき、これからの岩手の教育をじっくりと考える場として、全体会、3特設分科会、17分科会、実践発表を設定しました。
 特設分科会は、「岩手が取り組む学力向上」「岩手の産業教育・キャリア教育を考える」「今求められる生徒指導」とし、シンポジウム等を中心とした内容としました。
 また、各分科会は、研究発表の他に、講演、パネルディスカッション、実践交流など、多様な運営形式を取り入れ、より実践的な内容としました。
 さらに、実践発表では、生徒との信頼関係を築きながら、それぞれの活動をとおして、生徒の心技体の向上に優れた実績をあげ、県内外から高い評価を得ている県内高等学校の指導者をお招きし、日頃の指導実践について発表していただきます。
 申込は、先日各校・園に送付した開催要項または下記URLをご覧のうえ、12月16日(水)までにお願いします。多くの方々のご参加をお待ちしております。

 ★平成21年度(第53回)岩手県教育研究発表会
 http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/happyoukai/h21/index.html
 ★岩手県教育研究発表会 一般参加者申込み
 https://www2.iwate-school.jp/common/

■3 授業改善に「校内ネットワーク」を活用してみませんか

 日々の授業改善の手法の一つとして、校内ネットワークの活用に取り組んでみてはいかがでしょうか。もちろん、1時間の授業すべてでネットワークを活用する必要はありません。
 導入・展開・終末のいずれかの場面で、児童生徒がコンテンツを閲覧したり、ディスカッションしたりといった学習活動を行うことで、生徒の興味・関心を高めたり、学習の内容を深めたりすることができます。
 教育センターでは、学習指導の効果を高める「ネットワーク利用モデルプラン」を冊子としてまとめましたのでご活用ください。

 ★校内ネットワークの活用
 http://www1.iwate-ed.jp/tantou/joho/network/index.html


■4 特別支援教育の充実を目指し「特別支援学級」の弾力的な運用を

通常の学級の特別な教育的支援を必要とする児童生徒への支援について、特別支援学級の「弾力的な運用」により効果を上げることができます。
 センターでは、特別支援学級の「弾力的な運用」の在り方とその運用方法を示したガイドブックとして、『特別支援学級の「弾力的な運用」ナビ』を作成しました。特別支援学級設置校においてご活用ください。

 ★特別支援学級の「弾力的な運用」
 http://www1.iwate-ed.jp/tantou/tokusi/tebikitop_tokusi.html

■5 「中1ギャップ」を個票で解消

 本県の平成20年度の不登校児童生徒数をみると、中学校1年時では小学校6年時の4倍以上になっています。さらに、中学校2年時以降も大幅な増加が続く状況にあることから、早急な指導・援助の充実が求められています。
 数値だけを見れば、中学校で急増しているかのように考えがちですが、実は小学校時に潜在的だったものが顕在化したケースが多いと考えられています。
 この研究は、基礎的情報を記した児童個票をもとに、小・中学校間で段階的に引き継ぎを行うことにより、中学校1年生の早期適応を図ることを目的として行ったものです。中学校への進学を3か月後に控えたこの時期に、ぜひお読みになり、小・中連携、引き継ぎにお役立てください。

 ★中学校1年生における早期適応を図る小・中学校の連携の在り方に関する研究
 −「基礎的情報」の共有とその生かし方をとおして−
 http://www1.iwate-ed.jp/tantou/soudan/kenkyu.html

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