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岩手県内の幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校へ、教育センターの研修・支援・研究に関する情報を迅速にお届けします。 | |||||||||
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[目次] |
■1 〔コラム〕 『阪神・淡路大震災の教訓』 ■2 〔研究紹介〕 教育支援相談の研究紹介 ■3 〔研究紹介〕 情報教育の研究紹介 ■4 〔お知らせ〕 平成24年度通級による指導担当教員養成講座研修生募集のお知らせ |
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[本文] |
■1 『阪神・淡路大震災の教訓』 阪神・淡路大震災から17年。今なお、悲しみに声を詰まらせる被災者のインタビューは、震災がもたらした傷の深さ、復興の道のりが長く険しいものであることを語りかけています。 先日、その阪神・淡路大震災を教頭職として経験し、その後、17年に渡り、神戸の復興教育に尽力された神戸市総合教育センターの森本所長さんを招いて講演会を開催しました。 送迎の車中で、森本所長さんは「被災した学校とそうでない学校があり、自らも被災した先生とそうでない先生もいます」と、復興教育の難しさの一つに「立ち位置」があることに触れられ、講演会では「厳しい状況にあり、立場も異なるが、それぞれが自分に与えられた職責を全うすることが大切」と話されました。 兵庫県教育委員会は、阪神・淡路大震災の教訓を伝えるために、震災・支援チーム(EARTH)を結成し、防災教育の講師派遣、国内外の被災地での災害支援活動を行っています。 「神戸の先生方が、国内外の被災地で復興教育の支援にあたられているように、本県の先生方も、特にも沿岸部の先生方は、東日本大震災を経験した講師として、全国で活躍してくれることと思います。それが、所長さんへのお礼です」と語り、花巻空港から見送りさせていただきました。(利) |
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■2 教育支援相談の研究紹介 特別支援学級の4月からの時間割を見直そう! 小・中学校の学習指導要領解説総則編に示されている通り、特別支援学級も一つの学級であり、学校全体の協力体制づくりを進めていくことが大切です。 また、知的障がいのある児童生徒を対象としている特別支援学級においては、領域・教科を合わせた指導(生活単元学習、作業学習等)を取り入れ、テーマや目的に向かって、友だち同士がかかわり合い取り組んでいくことも大切です。 そのためにも、以下の手順例を参考にして、副校長先生や教務主任等と相談しながら、4月からの時間割を見直していくことが大切です。
<時間割作成の手順例> |
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■3 情報教育の研究紹介 道徳における情報モラル 新しい中学校学習指導要領解説−道徳編−では、生徒の発達段階や特性などに配慮し、道徳の内容との関連をふまえて情報モラルに関する指導に留意することが示されています。 しかし、ネット上の書き込みによりすれ違いが生じてしまうこと、情報を利用するときには法やきまりを守らなければいけないこと、匿名性に伴って使い方によっては相手を傷つけてしまうことなどについて、生徒の生活体験の中の情報モラルにかかわる体験を想起させたり、考えを深めさせたりする道徳の教材が少ない状況にあります。 そこで、中学校道徳における他者への共感や思いやり、法やきまりのもつ意味などについて生徒に考えを深めさせるための教材を開発し、展開例を作成しました。 コンピュータを使わない、道徳における情報モラル指導で、生徒の心を磨いてください。 ★情報教育ウェブ > 情報モラル指導 > 道徳における情報モラル |
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■4 お知らせ(教育支援相談) 平成24年度通級による指導担当教員養成講座研修生募集のお知らせ 平成24年度の通級による指導担当教員養成講座の研修生を募集しています。 この講座は、通級による指導(LD等通級指導教室、難聴通級指導教室、言語障がい通級指導教室)を推進、運営できる教諭を養成するための講座です。 募集に当たっては、本人による志願書、学校長及び教育委員会の推薦書(いずれも様式有り)が必要です。なお、開設要綱等は、各市町村教育委員会に送付しています。 研修期間(予定) |
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教育センターニュース 第61号/発行元 岩手県立総合教育センター |