教育センターニュース
第78号
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2013.12.10 お問合せ:ml-maga@center.iwate-ed.jp

[目次]
■〔お知らせ〕 平成25年度(第57回)岩手県教育研究発表会のお知らせ

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■〔お知らせ〕 平成25年度(第57回)岩手県教育研究発表会のお知らせ

 全体テーマ 「授業改善を問う」

 期 日 平成26年2月13日(木)、14日(金)
 会 場 2月13日(木) 花巻温泉
             岩手県立総合教育センター(午後のみ)
     2月14日(金) 花巻温泉
             岩手県立総合教育センター
             岩手県立生涯学習推進センター

★日程等の詳細、参加申込につきましては、センターWebページをご覧ください。
http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/happyoukai/h25/index.html

◆全体会要旨
 今年度、全体テーマを「授業改善を問う」としました。「授業改善」は、校種を問わず学校、教師が時代を越えて取り組んでいる重要な課題です。各校、各自の実践を今一度確認し、「授業改善」をすることの必要性、方向性を協議したいと思います。
 なお、「授業改善」というテーマは3年間継続して設定していく予定で、その初年度である今年度は、「授業改善」に関わる問題点や課題を述べ合い共有する場、「授業改善」の具体的な方法を学び合う場にしたいと考えています。
シンポジウムでは、シンポジストとして小学校校長、中学校校長、高等学校校長、特別支援学校校長の4名の先生に、またコーディネーターとして岩手の教育に詳しい大学の先生にそれぞれご登壇いただきます。シンポジストの校長先生方には、各校種での授業改善の実態や日頃お考えになっている課題などを率直にお話しいただく予定です。
 県内の教育関係者が一堂に会し、自分たちの授業を見つめ直し、改善するためのヒントを探る良い機会にしたいと考えています。

◆特設分科会の紹介
○特設分科会1 『「いわての復興教育」の意義と今後の方向性』
 「郷土を愛し、その復興・発展を支える人材を育成する」ために、3つの教育的価値(【いきる】【かかわる】【そなえる】)を育てる「いわての復興教育」を推進しています。本分科会では、「いわての復興教育」推進校の実践発表と発表校の校長先生方によるシンポジウムを通して、「いわての復興教育」の意義と今後の方向性について熟思します。
 講師には、震災当初より「いわての復興教育」について支援及び協力をいただいている、国立教育政策研究所総括研究官の山森光陽先生をお迎えしております。山森先生には、シンポジウムのコーディネーターと講演をお願いしております。
 
○特設分科会2 『人材育成を目指したこれからの校内研修を考える』
 教員の人材育成は、地域や校種を問わず、どこの学校でも大きな課題です。また、平成26年度からの教員研修体系の変更にともない、学校で人材を育てるという考え方が、ますます重要になってきます。そこで、この分科会では、教員の人材育成を目指した校内研修の在り方を、パネルディスカッションと講演を通して考えていきます。パネルディスカッションでは、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の4校種からの発表を基にフロアの皆さんと一緒に討議を深めていきます。
 講演では、東京都の「OJTガイドブック」を作成された東京都府中市教育委員会の三田村裕氏を講師にお迎えし、東京都をはじめ全国の事例を紹介していただきながら、人材育成を目指したこれからの校内研修について考える機会とします。

◆分科会の紹介
1.国語(2/14午前午後)
 キーワードは「言語活動の充実」と「小・中・高の連携」です。各校の発表、センター発表及び小中高9名の授業実践発表、冨山調査官の講演の3部構成です。参加者には「授業づくりガイドブック」も配付します。

2.社会/地理歴史・公民(2/14午後)
 今年度は、「授業改善」をキーワードに、3本の発表を行います。また、社会科の授業づくりの研修会講師として全国区でご活躍されている奥州市立常盤小学校副校長の佐藤正寿先生より講演をいただきます。

3.算数/数学(2/14午前午後)
 午前は研究発表(小学校6校)、午後は講演(盛岡教育事務所 高畑嗣人先生)、研究発表(高校1校)、講演(能代市立能代東中学校長 佐藤俊之先生)、パネルディスカッション「授業改善を問う」です。

4.理科(2/14午前午後)
 学習指導要領のねらいに沿った理科教育のありかたをテーマに、午前中は4本の研究発表があります。午後は教育センターから、小学校の理科学習に関する開発教材の紹介や、移動センターで実施した研修内容と今後の方向性について報告します。

5.図画工作・美術(2/14午前)
 「言語活動」や「共通事項」等の今日的課題を視点とした授業改善に、実践的に取り組んでいる小・中・高等学校の発表を行います。パネルディスカッションでは、明日からの実践に役立つ改善の具体を各校種の先生方で探ります。

6.体育/保健体育/健康教育(2/14午後)
 学習指導要領の趣旨に沿った授業の実践発表と、アレルギーにおける救急対応の取組の発表及び県外での各種研修の報告があります。また、実践発表をもとに参加者で意見交換を行い、授業改善の工夫や手立てについて協議します。

7.家庭/技術・家庭(2/14午前)
 「教師として、指導の工夫と改善を目指そう!」
 参会者の皆様とともに、これからの岩手の家庭/技術・家庭の在り方や授業の持ち方について研究実践の発表と協議を行い、今後の授業改善に役立てていきましょう。

8.外国語活動/外国語(2/14午前)
 授業改善のテーマのもと、小中連携や中高連携の取組を紹介します。また、生徒の意欲を高める取組やディベート実践について高校の取組も紹介します。小中高を通しての英語コミュニケーション能力の育成に役立てたいと思います。

9.道徳・特別活動(2/14午前)
 本分科会では、復興教育や学習指導の在り方、生徒会活動や教育活動全体を通した視点から、道徳教育と特別活動はどうあればよいかを考えます。小中高の実践から、道徳教育と特別活動の効果的な指導の在り方について校種を越えて学びます。

10.キャリア教育(2/14午後)
 「いわてのキャリア教育」のさらなる発展を目指してというテーマのもと、小・中・高それぞれ1校から事例発表を行います。また、国立教育政策研究所山森光陽氏による講演、教育支援を行う団体・企業による見本市を実施します。

11.情報教育(2/14午後)
   高校化学の教材制作を通して生徒の「わかる」を求めた指導実践、特別支援学校でのタブレット端末を活用した支援のあり方、スマートフォンにおける情報モラル指導、電子黒板等ICT機器活用実践集の4本の研究を発表します。

12.小規模・複式指導(2/14午後)
 発表校のキーワードは、『小グループでの学び合い』『「教える」と「考えさせる」を位置づける』です。ワークショップでは、発表校の良さに学び、小規模校や複式学級の特性を生かすという観点から授業改善の方向性を探ります。

13.幼児教育/幼小接続(2/13午後)
 本分科会は、「幼児教育の充実」と「幼児期の育ちを小学校につなぐ」ことを目指し、保育関係者と小学校の先生方が共に学び合う場にしたいと思います。幼稚園と保育所の発表に加え、幼稚園と小学校の共同研究の発表もあります。

14.教育相談(2/14午前)
 様々な状況により苦戦している子どもたちやその保護者、そして先生方への援助実践事例から得られた多くの学びを参会者の皆さんとともに共有します。明日からの実践に活かせるヒントが見つかります。

15.こころのサポート(2/14午後)
 今年度は、中長期的な視点に立ち、キーワードに「組織としての支援」「継続的な支援」「他機関(SCを含む)との連携」を挙げました。実践発表と講演から、心のサポートについて考える場にしたいと思います。

16.特別支援教育(2/14午前)
 ・特別支援学校における授業改善の取組
 ・「交流籍」を活用した交流及び共同学習の進め方
 ・特別支援教育支援員の業務の進め方
   分科会に参加して、一緒に考えてみませんか。

17.防災教育(2/14午前)
 3つの小中学校、2つの県立学校から学校・地域・自治体等が連携した防災教育の推進について実践発表を行います。また、群馬大学金井昌信准教授をお招きし、「災害を生き抜く力を育む防災教育」と題して講演をいただきます。

18.生徒指導(2/13午後)
 不登校の未然防止を目指して小中学校が連携した「魅力ある学校づくり」(国立教育政策研究所指定)の実践発表と、学校・教委が関係機関と連携して問題行動に対応した事例の紹介を行います。岩手大学山本奬准教授に講評をいただき理解を深めます。


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