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岩手県内の幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校へ、教育センターの研修・支援・研究に関する情報を迅速にお届けします。 | |||||||||
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[目次] |
平成24年2月13日(月)、14日(火)の2日間にわたり、本年度の岩手県教|育研究発表会を開催します。全体テーマを「真の学力向上をめざして〜震災|からの復興と共に〜」とし、全体会、3つの特設分科会、16の分科会を設定|いたします。申込は、先日各校・園に送付した開催要項または下記URLを|ご覧のうえ、12月22日(木)までにお願いします。多くの方々のご参加をお|待ちしております。 ★岩手県教育研究発表会についての詳細、申し込み等 http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/happyoukai/h23/index.html |
2月13日(月)受付 花巻温泉 開会行事、全体会、特設分科会1、2 2月14日(火)受付 花巻温泉、教育センター、生涯学習推進センター 特設分科会3、分科会 |
[本文] |
◆ 全体会 本県は、東日本大震災・津波により未曾有の災害に遭遇しました。全体テーマ「真の学力向上をめざして〜震災からの復興と共に〜」は、学校が正常化した姿の一つとして「郷土の未来を担う児童生徒一人一人が夢や希望を持ち続けながら、正しい職業観を培い、進路を達成すること」と捉え、そのためには、これまで以上に、その裏付けとなる真の学力を児童生徒に保障しなければならないという願いから設定しています。 主題「真の学力向上をめざして」は、平成21年度に設定し、初年度は、本県の学力向上について「校内研修」と「家庭学習」の視点から協議しました。昨年度は、「家庭学習の在り方と部活動等の関わり」ついて協議し、これらの成果として、校内研修や家庭学習、部活動指導等が見直されてきました。 今年度に設定したプログラムは、「プラネタリウム」「バーチャルな世界」「木工クラフト」「食育体験」など15種類で、東日本大震災支援写真展や県内専門高等学校や特別支援学校の作品等も展示させていただきました。 また、発表会をとおし、学力向上における学校改革の必要性、学校経営の重要性が改めて認識されました。そこで、本年度は、「学力向上と組織マネジメント」をテーマに、シンポジウムを開催することとしました。シンポジストとして東成瀬村教育委員会教育長の鶴飼孝氏、二戸市教育委員会教育長の鳩岡矩雄氏、東京学芸大学教授佐々木幸寿氏が登壇します。 午後の全体会では、「いわての復興教育」について岩手県教育委員会義務教育課長が概要を説明し、本県の復興教育の在り方と目指す姿について共通理解を図ります。今後、岩手の教育をどのように進めていくのか、全体会では震災からの復興と学力向上について協議します。 |
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◆ 特設分科会 ■特設1【震災からの復興と児童生徒の安全・安心】 全体会での「いわての復興教育」を受けて、特設分科会1では、被災地からの報告として、まず、「日頃の防災教育が実際の避難行動にどのように生かされたか」、「被災後の学校・児童生徒の生活のようす」、「避難所運営と学校経営の両立」等について被災地の学校が発表します。次に、児童生徒の「心のケア」の観点から、いわて子どものこころのサポートチームスーパーバイザーの富永教授がこれまでの本県の取組と児童生徒の状況について報告します。後半は、登壇者と会場参加者との質疑応答、登壇者からの提言、冨永教授による講評となります。 災害における学校、教育の役割と、児童生徒の安全と安心の確保について共に考える機会とします。 ■特設2【効果的な校内研究推進マネジメント】 教員一人一人の「授業力」を向上させるための校内研究の在り方を探る分科会です。効果的な校内研究の進め方に関する基調提案や、小学校から高等学校までの各校種の実践をふまえたシンポジウム、参会者全員によるワークショップにより、校内研究の在り方についての成果と課題を共有し、改善の方向性を共に考える機会とします。 ■特設3【「いわてスタンダード」からの中学校授業改善〜Gアップシート・Gチャレンジを活用して〜】 現在、平成18年度に作成したGアップシートの改訂を進めています。新学習指導要領の趣旨を踏まえた学力を問う問題です。その内容の紹介とGチャレンジとを絡めてどのような活用方法が考えられるのかについて提案します。Gアップシートは、国語・数学・英語の3教科ですが、教科担当の先生方だけでなく、管理職や各主任等の先生方にも参加いただき、学力向上に学校全体で取り組んでいく際のツールにしたいと考えています。 中学校の学習内容を復習させたいとお考えの高校の先生方にもご参加いただきたいと思います。 |
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◆分科会の紹介 ■1 国語分科会---(発表本数7) 今年度の国語分科会は、文部科学省の水戸部教科調査官をお招きして、「言語活動の充実と新しい学習評価」と題してご講演をいただきます。言語活動に係る6本の研究発表に加え、改訂されたGアップシートについての解説も行いますので、全校種ふるってご参加下さい。 ■2 社会/地理歴史・公民分科会---(発表本数3) 「言語活動の充実」の具体的な指導法については、「社会/地歴公民」の教師にとっても、共通した課題になっています。そこで、この分科会では、3つの発表をもとに、参加者どうしが意見を交流して、具体的な指導法を探っていきたいと考えています。今年度は、出席した方々が全員参加できるワークショップを取り入れた分科会にします。 ■3 算数/数学分科会---(発表本数5) テーマ「算数的・数学的活動を通した指導の充実」 ■4 理科分科会---(発表本数4) 理科教育における小・中・高等学校を通じた「系統性」をテーマに、各校種からのパネルディスカッションや研究発表を行います。今年度は半日開催ですが、有益な内容をコンパクトに詰め込みました。どうぞふるってご参加ください。> ■5 音楽分科会---(発表本数3) 皆さんは、漠然と鑑賞の授業をしていませんか。音色やリズム等、観点を決めることで、小学生の鑑賞が変わります。その他、中学校では授業実践を柱として、全校の音楽活動、部活動への広がりを持たせたダイナミックな実践、高校ではリズム指導における個人からアンサンブルへの展開を行った実践と、小・中・高の先進的な取組を聞くことができる分科会です。 ■6 図画工作/美術分科会 「〔美術〕教師としての授業力向上を目指そう!」 ■7 体育/保健体育/健康教育分科会---(発表本数4) 分科会名が変わりました。前半は、体育/保健体育(小学校・中学校・高等学校)と健康教育(高等学校)から、それぞれ発表していただきます。その後、以下の3つのグループに別れて協議を行います。 ■8 家庭/技術・家庭分科会---(発表本数5) 「過去にとらわれない、新しい学習指導の視点をつかもう!」 ■9 外国語活動/外国語 分科会---(発表本数4) 岩手にいながらにして全国大会の発表を聞く絶好の機会です。 ■10 道徳/特別活動分科会---(発表本数4) 道徳や学級活動等の実践事例や研究の発表を聴き、各学校での実践に生かすことをねらっています。「学校の教育活動全体を通じて行うもの」を意識し、道徳・特別活動・総合的な学習の時間等の連携を意識しながら、教育活動の推進に生かす道を探っていこうとする分科会です。 ■11 情報教育分科会---(発表本数3) 新聞教育に先進的な黒沢尻東小が、昨年度のNIE全国大会に引き続き、本会でも提案します。長期研修生の発表は、電子黒板活用のための「サポートコンテンツ集」の活用です。本コンテンツ集が多くの小学校で活用されるよう、実践例を交え紹介します。さらに、最近多発している「ゲーム機」からの掲示板書き込みや、電子メール等によるトラブルに対応するため、新しく開発した教材を用いて行った授業実践の様子を紹介します。 ■12 小規模・複式指導分科会---(発表本数3) 少人数指導、複式指導には、一工夫すれば児童の力をさらに伸ばし、豊にする手がかりがたくさん含まれています。その手がかりを、現場の実践に学び、今後の授業改善に生かす視点をグループ協議を通してみんなで模索しませんか。 ■13 幼児教育分科会---(発表本数6) 幼稚園教育要領の改訂、保育所保育指針の改定からまもなく3年経ちます。この研究発表会は、各園の様々な取組を聴くことができる貴重な機会です。発表のテーマは、「幼児教育の充実」「保幼小の連携」「子育て支援」と、まさに各園に求められている重要な内容ばかりです。毎年推薦いただいている幼稚園と保育所の発表に加えて、今年は、幼保一体施設の発表、幼保小の共同研究の発表もあります。お互いに学び合う機会にしましょう。 ■14 教育相談分科会---(発表本数2) 子どもたち一人一人が安心して日々を過ごせるように、教師が子どもとつながり、子ども同士をつなぎ、よりよい人間関係を紡ぐための手だてを、一緒に考えてみませんか。 ■15 特別支援教育分科会---(発表本数4) ・領域・教科を合わせた指導の充実へ向けて、どんな取組をすればいいのでしょうか。 ■16 キャリア教育分科会---(発表本数5) キャリア教育って何?学校ではどうすればいいの?と思っていませんか?今回は、興味深い実践を発表してくださる軽米中学校、小中連携では一関中、一関南小学校の発表、そして高校の部では、盛岡北高校、葛巻高校、岩谷堂高校の3校の実践を聴くことができ、各学校における実践へのヒントが見つかるはずです。小・中・高等学校における基礎的・汎用的能力の育成のための参考になると思いますので是非ご参加ください。 |
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