同種個体間での競争は、種内競争と呼ばれる。


動物では、個体どうしが集まり合って行動することがある。このような集団は群れと呼ばれる。


定住する個体や群れが日常的に行動する範囲は、行動圏と呼ばれる。


行動圏の中で、主に同種の他個体を排除する空間は、特に縄張り(テリトリー)と呼ばれる。


群れの中で、個体間の優劣関係により群れの秩序が保たれる場合を、順位制という。


集団生活における明確な分業がみられる昆虫は、社会性昆虫と呼ばれる。


自己の不利益にもかかわらず他個体へ利益をもたらす行動を、利他行動という。


個体間で共通の祖先に由来する特定の遺伝子をともにもつ確率は、血縁度と呼ばれる。


個体が自分の子をどれだけ残せたかを表す尺度に、適応度というものがあり、ある個体が一生の間につくる子のうち、繁殖可能な年数になるまで成長した数で表される。


鳥類や哺乳類では、自分の兄弟姉妹に食物を与える場合がある。両親の繁殖を助けるこのような個体は、ヘルパーと呼ばれる。



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