家庭分野の学習指導
研究主題
- 技術・家庭科家庭分野における生活技能を高める学習指導に関する研究
−自主実習題材での学習指導計画とコンテンツの作成を通して−
研究スタッフ
長期研修生
太田直利
研究協力校
盛岡市立北陵中学校
研究目的
中学校技術・家庭科家庭分野の学習指導では,製作,整備,操作,調理などの実習を通して,実際の生活に必要な生活技能を習得させ,生活での実践意欲につなげ,生活技能を高めることを重視している。生活技能を高めるためには,実生活とのつながりや地域の生活文化とのかかわりに配慮し,中学生としての生活を自立的に営めるよう指導することが重要である。
しかし,実際には一斉授業による指導が中心となり,限られた実習時間の中で,一部の生活技能の習得にとどまりがちである。これは,生徒個々に異なっている生活技能の未習得項目に対する個別の示範や補充指導が十分に行われていないことに原因があると考えられる。
このような状況を改善するためには,実生活とのつながりや地域の生活文化とのかかわりに配慮して,習得すべき生活技能の学習を効果的に盛り込んだ自主実習題材での学習指導計画を作成する必要がある。さらに,自主実習題材での学習指導において,生徒が習得すべき生活技能を実習中に確認できるコンテンツを作成し,授業での活用場面を学習指導計画に盛り込むことが効果的であると考える。
本研究は,自主実習題材での学習指導計画とコンテンツを作成し,それらを活用した授業実践を通して,中学校技術・家庭科家庭分野における生活技能を高める学習指導の充実に役立てようとするものである。
研究報告
▲このページのトップに戻る