いわての情報活用能力体系表例のホームページへようこそ。
総合教育センターでは、学習指導要領総則に記載されている、学習の基盤の一つである「情報活用能力」の育成のために、岩手県の実態に応じた体系表例を作成しました。作成に当たっては、先進地区の体系表等を参考に、岩手の児童・生徒にどのような情報活用能力を身につけさせていくのかを検討しました。その結果、資質・能力の3つの柱で分け、想定される学習内容毎に分けた体系表例を作成しました。
1 いわての情報活用能力の育成に向けて
教育の情報化に関する手引き(文部科学省)には、発達段階に応じて育成すべき情報活用能力が体系表として示されたが、抽象的な表現もあるので、岩手県の児童生徒にどんな情報活用能力を身に付けさせていくのかを分かりやすくまとめ、研修等で活用できるように「いわての情報活用能力の育成のための体系表例」を作成した。
岩手県内でも一人一台端末の配備がほぼ終わり、児童生徒が端末を使えるようになった。しかし、端末を使えるようになることだけが情報活用能力ではなく(機器の基本的操作を含み)、情報や情報手段を適切に活用(ICTを活用し、必要な情報を選択・収集し、整理・分析し、まとめて表現する力)できるようにしていくことや、プログラミング的思考、情報モラルも情報活用能力であり、これからの社会で生きていく児童生徒に必要な資質・能力である。調べ学習等でインターネットを使うこともあたりまえとなり、児童・生徒同士で意見交換等も瞬時にできるようになった今、「情報」を適切に活用する力を身につけさせることの必要性について、まずは教員が理解しなくてはならない。
2 情報活用能力とは
(1)学習の基盤となる資質・能力【小、中、高等学校、特別支援学校学習指導要領 総則】
各学校においては、児童の発達の段階を考慮し、言語能力、情報活用能力(情報モラルを含む)、問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質・能力を育成していくことができるよう、各教科等の特質を生かし、教科等横断的な視点で育成していくことができるよう、各学校の特色を生かした教育課程の編成を図るものとする。
〇総則で「情報活用能力」が、学習の基盤となる資質・能力の一つと示された。
〇各教科等の特質を生かし、教科等横断的な視点から教育課程の編成を図るものとする、と示された。
(2)情報活用能力【小、中、高等学校、特別支援学校学習指導要領解説 総則編】
情報活用能力は、世の中の様々な事象を情報とその結び付きとして捉え、情報及び情報技術を適切かつ効果的に活用して、問題を発見・解決したり自分の考えを形成したりしていくために必要な資質・能力である。
〇学習指導要領のねらいを実現するために進められたGIGAスクール構想により、一人一台端末が整備された。
〇一人一台端末を活用することを通して、児童・生徒に情報活用能力を育成していく。
3 情報活用能力のイメージ
4 「いわての情報活用能力体系表例」の活用
説明動画 【T】情報活用能力の育成について
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