所報 No.57
岩手県立総合教育センターマーク

提言(教科領域教育室長)
先生方の研修意欲をサポート
センター一般公開
岩手県教育研究発表会
理科教材紹介
「教育研究岩手」発刊

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教科領域教育室長 夏井敬雄 子どもたちに還元できるセンター事業の推進
 
 教育センターはこれまで、教師の指導力や児童生徒の学力向上に資する研究・研修・支援事業を行ってきました。そして、今年度の教育センターの研究・研修・支援事業はその成果を学校や子どもたちに確実に還元するという方向性を、一層鮮明にしています。本県の最大の教育課題である学力向上をいかに実現するか、そのための教育センターの取り組みについて紹介します。
 
□ 学力向上を図る研究
 基礎・基本を確実に身に付け、自ら学び、自ら考え、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力、つまり「確かな学力」の向上を図る研究に教育センターの総力を挙げて取り組んでいます。具体的には、「直接児童生徒が活用することができる教材開発型の研究」「各教科における指導法の工夫・改善に係わる研究」「教師の授業力向上を図る研究」です。こうした研究が真に子どもたちの学力向上に寄与し得たかどうかを、今後、時間をかけて検証することもセンターの重要な仕事です。
 
□ 学力向上を支える研究
 子どもたち一人一人が自ら個性を発揮し、困難な場面に立ち向かい、未来を切り拓いていく力、つまり「生きる力」の育成が現在の学習指導要領のねらいです。この「生きる力」は「確かな学力」、「豊かな人間性」、「健康と体力」の3つの要素からなる力です。教育センターでは、「豊かな人間性」を培うための研究として、「進路意識を高める研究」「集団への適応力の育成に係わる研究」「教育の情報化に係わる研究」に取り組んでいます。こうした研究は、学力向上を支えるものとして、「確かな学力」の向上を図るために必要不可欠なものです。
 
□ 学力向上を図る研修講座
 今年度の特色ある研修講座として、学力向上推進研修講座を新規開講し、継続型研修としています。中学校関係では国語、社会、数学、英語、中高地学の各研修講座を、また、高等学校関係では今まで行っていた物理、化学、生物、家庭、教科情報に加え、国語、地歴・公民、数学、英語の専門講座を新規開講しています。教育センターで開講している特別研修、希望研修のうち5割が学力向上及び授業力向上に重点を置いた研修講座です。
 
 研修を支えるための研究、学校や子どもたちに還元できる研究、それが岩手の教育センターの研究の考え方です。確かな理論研究、授業実践研究、そして、教材開発研究と、それに裏付けられた多様な研修講座をとおして、愛され、親しまれる教育センターを目指し、これからも先生方、そして子どもたちを支援していきたいと考えております。
 当センターでは、学校の先生方や研修者など多くの方々の声に耳を傾け、活用される研修・研究を目指しております。そして、その成果が児童生徒の成長に役立つことを願っております。
 
 研修を支えるための研究、学校や子どもたちに還元できる研究、それが岩手の教育センターの研究の考え方です。確かな理論研究、授業実践研究、そして、教材開発研究と、それに裏付けられた多様な研修講座をとおして、愛され、親しまれる教育センターを目指し、これからも先生方、そして子どもたちを支援していきたいと考えております。
 当センターでは、学校の先生方や研修者など多くの方々の声に耳を傾け、活用される研修・研究を目指しております。そして、その成果が児童生徒の成長に役立つことを願っております。
 

高等学校国語専門講座
研究・研修・支援の分野で、
学力向上を支援します。

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