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変化の激しいこれからの社会を生きていく子どもたちには「生きる力」を育むことが大切です。それは、健康・体力、豊かな人間性、確かな学力によって培われる力であり、確かな学力の内容・具体像は「基礎・基本」に基づき、「判断力」「表現力」「問題解決能力」「学ぶ意欲」「知識・技能」「学び方」「課題発見能力」「思考力」を総合的に伸長させることです。
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『欧米の多くの国では、1970年代頃までの「詰め込み教育」の反動として、その後一時的にいわゆる「子供中心主義」的な考え方(子どもたちが学びたいことを、学びたい時に、学びたいように学ばせるべきであり、教師は子どもたちの「学びのサポート」たるべきであって、「教える」ということ自体がよくない、といった極端な考え方)が流行しました。このような「理想」を実現するためには、子供たちが「将来必要になること」を自然に「学びたい」と思うように、教師は「動機付け」のための膨大な努力をする必要があります。しかしこの考え方は、多くの場合「子供たちが学びたくないと言っているのだから無理には教えない」という「逃げ」の口実とされ、学習指導要領のような「基準」をもっていなかったこれらの国々で、大規模な学力低下をもたらしました・・・』 |
(『教育議論をかみ合わせるための35のカギ』岡本薫・明治図書・2003) |
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このことが、これらの国で「ナショナル・スタンダード」を作り、「全国統一学力テスト」を行い、学校・校長の評価、教員資格の見直し、等の「教育改革」になった、と言われます。 |
「学力」は、見えたり見えなかったりしますし、場や年代によっても求められる内容が変わってきます。子供たち自身・保護者・社会が求めている学力は何で、学校と教員がこれからの社会を生きていく子供たちに育成してやるべき学力は何であるべきか。 |
私どもはこうした問いにこたえるべく「いわてスタンダード」と「Gアップシート」を作成しました。 |
子供たちに「確かな学力」を保障するため、より良い改訂版にアップしていきたいと願っています。活用とご指摘をお願いします。 |
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© 2007 The General Education Center of Iwate. |