01【国語】
小学校4校、中学校3校、高校2校と、県内幅広い地域からの実践を発表いたします。秋田大学大学院教授 阿部 昇 氏には、講演のみならず、発表への講評もしていただきます。新学習指導要領で求められるこれからの「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた国語科の授業改善について、学びを深めていきます。
02【社会/地理歴史・公民】
小・中・高等学校の各校種における実践について相互に理解を深めるとともに、新しい学習指導要領で求められる授業改善の視点(「主体的・対話的で深い学び」)について共通理解し、具体化に向けてのイメージをもっていただく機会にします。
03【算数・数学】
これまでの算数・数学指導に関する学びの成果と課題を明らかにするとともに、パネルディスカッションにより、岩手が目指す算数・数学の授業改善の具体的な方向性について共有します。7本の研究発表と助言を通して、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた算数・数学の授業改善について学びを深めていきます。
04【理科】
これからの理科教育に、何が求められ、どのように児童・生徒を育んでいくのかを、小学校・中学校・高等学校の実践発表を基に考えていきます。また、異校種による実践から、理科における小・中・高等学校の系統性、教材の工夫、授業改善の実際について学びを深めていきます。
05【図画工作・美術】
小・中・高等学校の実践発表と岩手大学准教授 溝口 昭彦 氏の講演を予定しています。図画工作科・美術科で育成を目指す資質や能力とは何か、そして資質や能力の育成に根ざした題材の設定や授業はどうあればよいかについて、理解を深める機会としていきます。
06【音楽】
小学校では、鑑賞と表現を関連付け、主体的に関わり学びを深めていく工夫を、中学校では、 音楽的な見方・考え方を働かせた鑑賞指導の工夫を、高等学校では、キーボードを活用した器楽指導の工夫を発表します。具体的な授業実践例を通して、音楽科における資質・能力の育成を目指した授業改善について学びを深めていきます。
07【体育/保健体育】
小学校・中学校の実践発表と協議を予定しています。体育・保健体育の授業における指導実践の成果を共有するとともに、校種(小・中・高等学校・特別支援学校)の枠を超えた実践発表・協議を通して、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた体育科の授業改善について考えを深める機会とします。
08【家庭/技術・家庭】
小・中・高等学校における家庭/技術・家庭の授業改善の実践発表並びに地区や研究団体等の組織的な研究の実践発表を行います。5本の発表と助言を通して、異校種の系統性を踏まえた学習指導の在り方や新指導要領を意識した学習内容を学ぶことができる機会にしていきます。
09【外国語活動/外国語】
児童生徒が主体的にコミュニケーションを行う授業の在り方について、各学校の実践や各校種間の連携を意識した取組等の発表を通して考えを共有していきます。また、文部科学省初等中等教育局視学官 平木 裕 氏をお招きし、ご講演いただきます。新学習指導要領で求められるこれからの外国語教育の在り方について学びを深めていきます。
10【異校種間連携/学校経営】
前半は、盛岡市立繋小・中学校の連携、大槌町の小中一貫教育、軽米町立軽米中学校・県立軽米高等学校による取組の発表とグループ協議を通して、異校種間連携の在り方について理解を深めていきます。後半は岩手大学教職大学院の現職院生の発表を通して、ミドルリーダーの役割や授業改善に資する教員研修の在り方について理解を深めていきます。
11【道徳】
次年度以降、小学校を皮切りに「特別の教科 道徳」が本実施となります。小・中学校の実践事例及び総合教育センターの研究発表を通して、答えが一つではない道徳的な課題を自分事として捉え向き合う「考え、議論する道徳」の授業改善の方向性や、一人一人のよさを伸ばし、成長を促すための評価の在り方について理解を深めていきます。
12【特別活動/キャリア教育】
県内で数少ない特別活動における小学校の研究実践、キャリア教育では高等学校から実践発表をしていただきます。実践発表の後は、「キャリア教育全国指導者養成研修報告」を研修指導主事から報告します。特別活動で育む資質・能力や、今後一層重視されるキャリア教育の推進について理解を深めていきます。
13【情報教育】
児童・生徒の発達段階に応じた各学校における情報モラル教育の実践や、小学校におけるプログラミングの体験及び、高等学校における遠隔授業の研究について発表します。発表後は、岩手大学教授 田代 高章 氏、学校教育課 佐藤 守 主任指導主事からの助言を通して、情報教育の在り方について理解を深めていきます。
14【総合的な学習の時間/小規模・複式指導】
前半は、課題発見、解決能力や自己表現力を高め、「主体的かつ協働的な学び」に取り組む児童生徒を育成する、総合的な学習の時間の実践について学びます。後半は、小規模校並びに複式学級を有する学校による具体的な実践事例を通して、小規模校の特性や特色を生かした「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の方向性について理解を深めていきます。
15【幼児教育/幼小接続】
次年度から本実施となる幼稚園教育要領等に示された「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を、幼小をつなぐ視点としながら、「生きる力の基礎」を育む幼児期にふさわしい生活はどうあればよいか、幼児期に育まれた資質・能力をどのように小学校教育につないでいけばよいのかを共に考える機会としていきます。
16【教育相談】
学級の問題を自分たちで解決する力を育てる中で、児童生徒のつながりを形成し、子ども達が生き生きと生活する学級を形成していく「クラス会議」について、上越教育大学准教授 阿部 隆幸 氏からご講演いただきます。講演に先立って、岩手大学教職大学院現職派遣院生の研究発表と「養成研修コース」長期研修生の実践事例によるポスターセッションを行い、支援の具体について理解を深めていきます。
17【特別支援教育】
小学校や特別支援学校の実践発表、総合教育センターによる研究発表(中学校、特別支援学校、高等学校)を通して、インクルーシブ教育システムの確立に向けた特別支援教育の在り方について考えていきます。そして、宮城学院女子大学教授 梅田 真理 氏からの助言と講演から、通級による指導での支援や体制について理解を深めていきます。
18【いきる・かかわる・そなえる】
震災から間もなく7年が経とうとしております。本分科会では、秋田大学教授 佐藤 修司 氏による講演、そして各小・中・高等学校による実践発表を通し、いわての復興教育における3つの教育的価値「いきる・かかわる・そなえる」について再確認し、郷土を愛し、その復興・発展を支える人づくりのため、児童、生徒にどのような力を身に付けさせていくかを共有する機会としていきます。