■１　『平成24年度岩手県教育研究発表会』

　去る２月14日、15日の２日間、平成24年度岩手県教育研究発表会を開催いたしました。第56回を数えるこの大会には、２日間で1700名を超える方々の参加をいただきました。開会行事・全体会の主会場を花巻温泉に移して４回目の開催となります。同時に、いわて教育情報交流ネットによる参加申し込みも、継続してきました。４年目ということで、軌道に乗り安定してきた部分もあれば、反省材料もあります。
　今回は、「会場が暑かった」との指摘を多く受けました。特に、１日目午後の特設分科会会場は顕著でした。一方で、会場を出ると、一般宿泊のお客様方が風呂上がりの浴衣姿で歩いていらっしゃる現状もあり、一般施設を利用する難しさを感じました。
　今年のアンケートには、駐車場係への温かい記述が多く見られました。例年、駐車台数に限りがあり、ご迷惑をおかけしていますが、駐車場係の丁寧な対応に満足された方が多かったのだと受け止めています。駐車場係には当センター職員だけでなく、生涯学習推進センター職員の応援も受けました。
　皆様からいただいたアンケート結果を一つ一つ大事にしながら、より実りの多い研究発表会になるよう運営を進めていきたいと考えています。たくさんのご参会、ありがとうございました。（茂）

■２　「いわてスタンダード」及び「Ｇアップシート」
　　　　　　　　　　　　（中学校　国語・数学・英語）の改訂

　平成18年度作成の「いわてスタンダード」及び「Ｇアップシート」を、新学習指導要領に対応したものにするため、昨年度より改訂を進め、このたび完成しました。
　「いわてスタンダード」は、学習指導要領及び国立教育政策研究所が作成した評価規準の設定例を基に、指導すべき事項を重点化・焦点化・細分化・具体化等をして示したものです。
　「Ｇアップシート」は、「いわてスタンダード」に示した「岩手の中学生に身に付けさせたい力」に対応した評価問題です。

　「いわてスタンダード」及び「Ｇアップシート」は、既に、教育センターのWeb 上で公開し、各学校においては、必要に応じてダウンロードが可能となっています。２月に行われた岩手県教育研究発表会では、「学校ぐるみで取り組む中学生の学力向上」をテーマに特設分科会４を設定し、その中で複数の研究実践校の活用事例の紹介やパネルディスカッションを行いました。また、参加した中学校へは「いわてスタンダード」及び「Ｇアップシート」を紙ベースとデータＤＶＤで配付いたしました。同じものを３月中に、県内すべての中学校に配付予定です。
　各学校において、「いわてスタンダード」及び「Ｇアップシート」改訂の趣旨をご理解いただき、学校や生徒の実態に応じて有効な活用方法を見出し、生徒の学力向上の取組として積極的にご活用いただければと思います。

★ホーム > 教科領域教育担当 > 研究成果の紹介
http://www1.iwate-ed.jp/tantou/kyouka/seika/g_up_sheet/index.html
★Ｇアップシート・Ｇベース学習サイト（要ログイン）
http://www1.iwate-school.jp/common/

■３　情報教育担当の研究紹介
（１）『学校におけるインターネットを活用した情報提供等の充実について』
　　　　−「NetCommons」を用いた学校情報共有サイトの活用−

　この研究では、インターネットを活用した効果的な情報発信事例の収集、「NetCommons」を用いた学校情報共有サイトを構築し、簡単に情報を発信・更新を行うための仕組みづくりに関する提案、必要な情報を安定的に提供するためのインターネット活用手法の検討等について行いました。
　県立学校では緊急連絡用としての利活用について、小中学校では学校ホームページや緊急連絡用にも活用できる学校情報共有サイト活用について提案しています。

★ 岩手県立総合教育センター
　情報教育ウェブ > NetCommonsを用いた学校情報共有サイト
http://www1.iwate-ed.jp/tantou/joho/research/h24/index.html

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（２）長期研修生の研究
　　　『小学校社会科におけるデジタルコンテンツ集の作成』
　　　　　　　　　　　−地域社会に関する学習について−
　　　『中学校国語科における電子黒板の活用に関する研究』

　小学校および中学校で、これらの研究を参考にすれば、あなたは今すぐに電子黒板をはじめとするICT機器を活用した授業を展開できます。
　小学校社会科３、４年生の地域学習で使用できるデジタルコンテンツが満載です。岩手県全図と、３３市町村すべてのデジタル地図を作成しました。川や山、道路、線路などの図の表示が自由にできます。また、授業で使用できる動画（仕事の様子やインタビューなど）や写真を用意しました。
　中学校国語科で使用できるコンテンツがあります。授業で電子黒板をどのように使用していけばよいか、そのノウハウを理解できる研究です。また、漢文のフラッシュ教材なども用意しました。
　コンテンツは、情報教育ウェブで３月末日公開予定です。

★ 岩手県立総合教育センター
　ホーム > 調査・研究 > 研究発表資料の公開（平成24年度）
http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/siryou/index.html

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