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岩手県内の幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校へ、教育センターの研修・支援・研究に関する情報を迅速にお届けします。 | |||||||||
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[目次] |
■1〔お知らせ〕平成26年度(第58回)岩手県教育研究発表会について ■2〔お知らせ〕「教育研究岩手」第102号 ■3〔コラム〕『カンボジアを訪ねて』 |
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■1〔お知らせ〕平成26年度(第58回)岩手県教育研究発表会について 期日:平成27年2月12日(木),13日(金)会場:花巻温泉,岩手県立総合教育センター,岩手県立生涯学習推進センター 全体テーマ:「授業改善の推進」 ★Webページ http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/happyoukai/h26/index.html いよいよ,岩手県教育研究発表会の開催が間近となりました。今回は,「発表資料の公開」,「参会者数」,「駐車場およびシャトルバスの運行」,「弁当引き換え手順の変更」等についてお知らせします。 1 発表資料の公開について 今回の発表会では,合計103本の教育研究及び教育実践の発表が予定されています。2月2日(月)から以下のWebページにて,教育センター所員,長期研修生,学校からの発表(6本)の発表資料を公開しています。参会予定の方におかれましては,事前にご覧いただければと思います。 ★Webページ http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/siryou/index.html 2 全体会及び特設分科会について 2/12(木)午前の全体会および特設分科会1(知)は,ホテル千秋閣「瑞雲の間」で開催しますが,今年度は会場のレイアウト上の都合により,座席にテーブルがございません。メモ等をお取りになる場合には,バインダー等のご準備をお願いします。 3 参会者数(2/2現在) 事前申込のあった研究発表会の参会者数は1,437名で,各分科会参加延べ人数は2日間で3,578名となっています。県内のみでなく県外からも多くの方々にご 参加いただけることとなりました。各分科会での熱い意見交換を期待します。 【2/12(木)午前】 全体会(開会行事・講演会・授業改善実践発表)564名 【2/12(木)午後】 特設分科会1(知)344名,特設分科会2(徳)104名,特設分科会3(体)76名 幼児教育/幼小接続 74名,復興教育 147名 【2/13(金)午前】 国語 186名,算数/数学 115名,理科 74名,家庭/技術・家庭 23名 外国語活動/外国語 86名,教員の人材育成 77名 生活科/総合的な学習の時間/キャリア教育 29名,特別支援教育 104名 教育相談 55名,防災教育 136名 【2/13(金)午後】 国語 150名,算数/数学 161名,社会/地理歴史・公民 70名 理科 37名,図画工作/美術 43名,音楽 35名,特別活動 53名 情報教育 39名,小規模・複式指導 75名,体育/保健体育/健康教育 80名 こころのサポート 67名 4 駐車場およびシャトルバスの運行について 2月12日(木)の花巻温泉駐車場のみ,勤務地が下記の市町村の方々には駐車場を「岩手県立総合教育センター駐車場」に指定していますので,再度 ご確認ください。 (花巻温泉駐車場には,「駐車表示」のない車両は駐車できません。「駐車表示」は該当の学校にメールで送信済みです。) ------------------------------------------------------------------ 盛岡市,紫波町,矢巾町,滝沢市,花巻市,遠野市,北上市,西和賀町, 奥州市,金ケ崎町,一関市(旧東磐井郡を除く),平泉町 ------------------------------------------------------------------ ※13日(金)は駐車場の指定はありません。 駐車場についての詳細は,「参加申込み手続きについて」の「別添2 駐車場の指定について」をご覧ください。 5 弁当引き換え手順の変更について 事前にお申し込みいただいた弁当の引き換え手順が,下記のとおり変更になりましたので,よろしくお願いいたします。 <変更前> ・弁当を申し込まれた方には,「弁当引換書」が,岩手教育情報交流ネットから電子メールで自動返信されます。 ・「弁当引換書」が届かない場合は,何らかの理由により,弁当の申込みが完了していませんので,必ず,事務局(0198-27-2833菅原)に問い合わせてください。 ・「弁当引換書」は,印刷して発表会当日,必ず持参してください。 ・発表会会場で「弁当引換書」に代金を添えて弁当と交換してください。 <変更後> ・弁当を申し込まれた方は,発表会当日朝,各会場に設置される「弁当受付」で弁当代金を支払い,「弁当引換券」を受け取ってください。当日の申し込みはお引き受けできません。 ・昼食時間になりましたら,「弁当受付」で「弁当引換券」と引き換えに,弁当を受け取ってください。 ・「弁当受付」は,12日は温泉会場(ホテル千秋閣)に,13日は温泉会場(ホテル千秋閣)とセンター会場(教育センター)に設置されます。温泉弁当は温泉会場で,明窓館弁当はセンター会場で「弁当引換券」を受け取ってください。 6 その他 当日,会場周辺は大変混雑が予想されます。車を利用される方はお早めにご来場願います。 皆様には事情をご賢察の上,同じ学校の先生方どうし,乗り合わせてのご来場にご協力ください。 なお,花巻温泉駐車場が満車になった場合,総合教育センター駐車場への移動をお願いする場合もありますのでご了承ください。その際には,総合教育センターと花巻温泉間の無料シャトルバスをご利用ください。(乗車時間約10分) ★シャトルバス運行時刻表 http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/happyoukai/h26/index.html |
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■2〔お知らせ〕「教育研究岩手」第102号 今年3月の「教育研究岩手」第102号発行に向けて,現在編集作業等を進めています。今年度の第102号では,関西大学外国語学部田尻悟郎氏より寄稿していただいた他,特集として,「授業改善を支えるもの〜知・徳・体の調和の視点から」をテーマに,下記の皆様より玉稿をいただきました。県内各学校等の教育機関への発送は3月下旬を予定しています。ぜひご一読ください。 * |◎教育随想 | 「人材育成のための教育」 | 関西大学外国語学部 教授 田尻 悟郎 氏 |◎特集「授業改善を支えるもの〜知・徳・体の調和の視点から〜」 | ○論 説 | 「心に残る授業を考える」 | 東京国立博物館 館長 銭谷 眞美 氏 | ○解 説 | 【知の視点から】「本校における中高一貫教育の取り組み」 | 岩手県立一関第一高等学校 校長 坂本 晋 氏 | 【徳の視点から】「授業改善を支えるもの〜子どもの心を育む〜」 | 滝沢市立滝沢東小学校 校長 加藤 孔子 氏 | 【体の視点から】「授業改善のキーワード『発想の転換』」 | 花巻市立東和中学校 校長 西郷 晃 氏 | ○提 言 | 「授業改善を支えるもの」 | 東京大学 大学総合教育研究センター 教授 三宅 なほみ 氏 | ○実践事例 | 「心豊かでたくましい児童を育てる道徳教育」 | 遠野市立小友小学校 教諭 大西 淳子 氏 | 「平舘高等学校『授業改善』奮戦記」 | 岩手県立平舘高等学校 副校長 及川 浩純 氏 |◎平成25年度第57回岩手県教育研究発表会 | ・基調報告 「テーマ『授業改善を問う』について」 | ・全体会 基調講演「岩手の学力向上」 | シンポジウム「授業改善を問う」 | ・特設分科会1 | シンポジウム「『いわての復興教育』の意義と今後の方向性」 | 講演「『いわての復興教育』の意義と今後の方向性」 | ・特設分科会2 | シンポジウム「人材育成を目指したこれからの校内研修を考える」 | 講演「学校におけるOJTの効果的な進め方」 * |
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■3〔コラム〕『カンボジアを訪ねて』 7年ほど前にカンボジアに行く機会がありました。訪れた場所は,世界遺産 アンコールワットのあるシェムリアップという都市でした。アンコールワット は12世紀前半にアンコール王朝によってヒンドゥー教寺院として30年を超える 歳月を費やして建立されました。また,カンボジアは20世紀後半に内戦が起こ り,その影響で多くの地雷と不発弾が未だに地中に埋まっているそうです。そ のような危険地域では,立ち入り禁止の標識が立てられていても,子ども達が 母国語ですら読めないために地雷原に入ってしまい,被害に遭ってしまうとい う痛ましい状況が続いています。アンコールワット周辺は世界中から多くの観 光客が訪れることもあり,高級なホテルやお土産店が数多く建ち並んでいるも のの,一歩路地裏に入ると決して治安が良い町と言えるものではありませんで した。 シェムリアップから30kmほど離れたところに,東南アジア最大と言われるト ンレサップ湖があります。ここでは100万人以上が水上生活をしていると言わ れています。湖岸には支柱で支えられた高床式の家が大きく建ち並んでいまし た。こうした高床式の家は,雨季と乾季で湖の面積が大きく変動することに対 応したものだそうです。教会・店・食堂・学校・ワニやブタの養殖場などもす べて舟の上にありました。日常生活には車のバッテリーが欠かせないそうで, ラジオやテレビ,電灯などの電源として活用していました。どの店でも充電済 みのバッテリーが数多く並べられていました。 カンボジアの平均的な1ヶ月の1人当たりの生活費は約60ドル(約6,000円), 教員の給料は40ドル(約4,000円)ほどで,教員でさえ副業をしなければ生活 していけないそうです。更に,地方の学校の周辺には副業となる仕事が少ない ため副業を持てるのは都市部の学校に勤務する教員のみであり,こうした理由 から都市部と地方の学校教員の数には大きな偏りがあるのだそうです。 カンボジアの就学率は,小学校が93%,中学校34%,高校15%,大学5%ほど で,小学校においては卒業できるのがわずか52%だそうです。日々の生活の最 優先は生きていくために仕事をすることで,小さな子どもでさえ,収入を得る ために手作りのお土産品や缶ジュースを抱えて,観光地で売り子をすることが 当たり前の光景でした。 水上生活している子ども達は,舟上にある学校へ通学するために,毎日泳い で通学していました。このような状況でも,学校に行きたい,勉強したくてし ようがないと目を輝かせる現地の子ども達を目の当たりにした際,今の日本の 子ども達があまりにも違うように思えたのは私だけでしょうか。 |
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教育センターニュース 第87号/発行元 岩手県立総合教育センター |