情報モラル短学活指導
中学校における携帯端末のコミュニケーション
機能利用に関する情報モラル指導の研究
研究スタッフ
情報教育担当(長期研修生)
鎌田政好
研究協力校
岩手町立川口中学校
研究計画
研究の年次
この研究は、平成22年度の単年度研究である。
研究の目的
情報通信ネットワークの整備が進み,地域を問わずインターネットの利用ができるようになってきました。さらに,インターネットに接続できる携帯端末を利用する人口が増加し,その便利さの反面,危険に遭遇する場合も増えてきています。このような背景から新学習指導要領では,インターネットの「影」の部分を理解した上で,情報手段をいかに使っていくか,そのための判断力や心構えを身につけさせるために,情報モラルの指導を大きく掲げています。
しかし,パソコンや携帯端末を利用してインターネットに接続している生徒は,メールや掲示板・チャットのルールを意識せずに利用するため,書き込みによる気持ちのすれ違いや相手を傷つけてしまう言葉などでトラブルが頻発しています。また,「子どもの携帯電話等の利用に関する調査」(文部科学省,2009)によると,携帯電話の所持率は学年を追うごとに上がり,高校一年生までの間に96%の生徒が携帯電話を所有しています。特に,所持率が急増する中学生の時期に危険を回避する方法を学ぶ必要がありますが,継続した指導が行われていません。
このような状況を改善するためには,短学活や授業で活用できる教材と教師用指導資料を作成し,体験的学習活動を通して継続した指導を行うことが必要です。その結果,生徒は,携帯端末におけるコミュニケーション機能利用に関する知識の定着と意識の持続が図られ,適切に活用できる能力が育成されていくものと考えます。
そこで本研究では,体験的学習活動に対応した短学活や授業で活用できる教材の開発を通して,中学校における携帯端末のコミュニケーション機能を適切に活用できる能力を育成する指導に役立てようとするものです
研究報告
研究発表資料
- 研究報告書(PDF)
補助資料(短学活指導用資料)
- 短学活指導用資料等(PDF)