研究報告〔平成15年度〕
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平成15年度の研究報告
情報教育室の研究
- 教育の情報化に対応した授業の在り方に関する研究
−教育用コンテンツの開発と普及を中心に−
(研究の概要)本県の教育用イントラネット「いわて教育情報ネットワーク」の教育情報データベースの充実を図り、接続する各学校への普及をとおして教育の情報化に対応した授業の在り方を探ることが研究のねらいです。1年次目として、@国語、英語、農業の各教科と特別支援教育のうち知的障害児童生徒の指導に用いるコンテンツを中心に開発しデータベースに蓄積、A「教育用コンテンツ活用事例集」を作成、Bコンテンツを用いた授業の展開試案を立案しました。
- 情報活用研修における基礎的な内容の習得を図るe-Learningの在り方に関する研究
−オンライン研修システムの構築と教材の開発を中心に−
(研究の概要)ネットワークを用いて自己研修できるオンライン研修システムの構築と教材の開発を中心に、情報活用研修における基礎的な内容の習得を図るe- Learningの在り方を明らかにすることが研究のねらいです。1年次目の成果として、@オンライン研修システムと4本のオンライン研修教材を開発し、「いわて教育情報ネットワーク」に公開したこと、AWeb上で入力可能なアンケートページを作成し、インターネットに公開したこと、Bオンライン研修システムと教材を用いたe-Learning研修を実践する見通しをもつことができたことがあげられます。
長期研修生(2年)の研究
- 小学校における校内イントラネット等の活用に関する実践的研究
−協調学習における活用場面を中心として−
(研究の概要)「教育の情報化プロジェクト」により、ネットワーク環境の整備が進められている状況の中で、小学校における協調学習場面を中心とした校内イントラネット等の効果的な活用の在り方を探ることが研究のねらいです。第1年目として、@協調学習や校内イントラネットを構築する要件を検討、A校内イントラネットの活用状況を調査し、実践の可能性について把握、B活用した学習が可能な場面を検討し、指導計画例を作成することができました。
(研究の概要)児童生徒の活動場面に応じた情報モラルの指導内容を位置付けた学習指導計画の作成や授業実践をとおして、小・中学校の情報モラルの指導の在り方を明らかにすることが研究のねらいです。第1年目は、@児童生徒に育成したい情報モラルの概念を明確化、A活動場面に応じた情報モラルが必要なことがわかり、手だての試案を作成、B情報モラルの指導計画を簡単に立案するための「指導計画作成支援ファイル」を作成することができました。
- 小学校における情報活用能力の育成に関する研究
−情報手段の活用を系統的・体系的に位置付けた情報教育カリキュラムの開発をとおして−
(研究の概要)小学校におけるコンピュータや情報通信ネットワークの情報手段の活用を系統的・体系的に位置付けた情報教育カリキュラムを開発をとおして、情報活用能力の育成の在り方を明らかにすることが研究のねらいです。2年次目の本年度は、「情報教育目標リスト」に基づく年間学習指導計画によって、各教科等における情報活用能力の指導と評価の観点を明確にすることができ、系統的な指導によって児童の情報活用能力が育成できることが確かめられました。