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ここから本文遠隔授業H28

研究主題

  • 小規模な高等学校における教育の質を確保するための遠隔授業の実証的調査研究
    <文部科学省「多様な学習を支援する高等学校の推進事業」>

研究スタッフ

H28推進検討会議委員

岩手大学教育学部 教授  田 代 高 章
学校教育室首席指導主事兼高校教育課長 岩 井   昭
 指導主事 岩 渕 雅 明
 指導主事 佐 藤   守
西和賀高等学校 副校長 笠水上 訓 正
岩泉高等学校 副校長 中 野 達 博
総合教育センター主任研修指導主事 菅 原 一 志
 主任研修指導主事 小野寺 秀 樹
西和賀高等学校 校長 瀬 川 ひとみ
 副校長 笠水上 訓 正
 教諭 岸   則 子
 教諭 小 岩   亮
 教諭 千 葉 一 江
岩泉高等学校 校長 茂 庭 隆 彦
 副校長 中 野 達 博
 教諭 皆 川 和 範
 教諭 高 橋 史 顕
 教諭 佐 藤 義 

研究の目的

 文部科学省は,過疎地や離島の小規模の高等学校における生徒の教育機会の確保を図る具体的な方策として,平成25年より当該授業を行う教室等以外の場所で履修する遠隔教育の在り方について検討を進めてきた。これを受けて平成27年に学校教育法施行規則の一部が改正され,対面で行う授業に相当する教育効果を有すると認められたものであれば,多様なメディアを活用した同時双方向型の授業による遠隔教育の実施が可能となった。
広大な県土を有する本県においても地理的要因や少子化等の影響から,高等学校の小規模校が点在化している。こうした高等学校の小規模校では配置される教員数が限定されるため,各教科・科目等の専門知識を有する教員を十分に確保できず,生徒の多様な進路希望等に応えた選択科目を開設できないことが課題となっている。
  こうした状況を受けて岩手県教育委員会は,文部科学省「多様な学習を支援する高等学校の推進事業」として高等学校の小規模校における遠隔教育に関する調査研究に取り組み,総合教育センターと共同で進めることとなった。
本研究では,遠隔教育システムを活用した授業(以下,遠隔授業とする)の効果的な進め方を検討し,その実践を通して高等学校小規模校における教育の質の確保につなげることで,本県が抱える課題の解決に資するものと考え,本研究主題を設定した。

研究報告