研究報告〔平成27年度〕
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平成27年度の研究報告
情報・産業教育担当の研究
(研究の概要) 本研究では、教員による情報モラルの指導に関する実態調査から明らかになった「教材に関する課題」「指導内容や方法に関する課題」を考慮し、自校の児童生徒の実態や様々な指導機会に応じた教材を選択し組み合わせることができる教材集を作成し提供する。このことにより、教員による体系的な情報モラルの指導の充実を図った。
(研究の概要) 本研究では、学習指導の充実を目的としたタブレットPCの活用の在り方について、タブレットPC導入後における、児童や教員、機器環境等の実態を踏まえた段階的な活用や学校規模に応じた具体的な実践事例を積み上げた。また、情報モラルの指導教材「情報サイトLAN」の掲示板機能を、道徳の振り返りや音楽の鑑賞の場面で活用し、児童同士の考えを共有しやすい環境を生かした学習指導の有用性について実践を通して明らかにした。
長期研修生の研究
(研究の概要) 本研究では、小学校の教科指導において「思考力・判断力・表現力」を高めることを目的とした学習過程を工夫し、タブレットPCを活用した学習指導を行った。 音楽科においては、児童にタブレットPCで自分の歌っている姿を撮影して歌い方を確認させ、国語科においては、俳句のテーマとしてイメージする場面を撮影し、それを基に俳句を創作させた。このように活用することで、児童は自分を高めたり変容させたりするためにはどの既習を用いればよいか考えることができるようになり、「思考力・判断力」の高まりが見られた。また、算数科においては、タブレットPCの画面上の式や図、表などを用いて自分の考えを表現させ、理科においては、自然観察の際に撮影した写真を提示しながら自分の考えを説明させた。このように活用することで、児童は個々に合った方法で表現をすることができるようになり、「表現力」の高まりが見られた。