所長挨拶
岩手県立総合教育センター 所長 三田 正巳
岩手県教育委員会では、「いわて県民計画(2019~2028)」及び「岩手県教育振興計画(2024~2028)」に基づき、変化の激しい社会の中で、子どもたちが学力・心・体をバランスよく育み、一人ひとりの良さを生かしながら仲間と学び合い、未来の岩手を創造していく「生きる力」を身に付けられる教育の実現を目指しています。
当センターは、こうした県の教育施策を支える専門機関として、「現場に役立つセンター」を基本理念に掲げ、
1 研修を通して教職員の資質・能力の向上を図り、児童生徒の育成につなげること。
2 受講者が充実感や達成感を得て現場での意欲につながること。
3 研究で得られた成果を普及し、教職員が新たな知見を得て指導力向上に生かせるこ
と。
4 児童生徒・保護者・教職員に相談の機会を提供し、子どもの発達を総合的に支える
こと。
これら4つを柱として、研修・研究・支援の三つの業務を推進してまいります。
研修については、教職員のキャリアに応じた研修体系や研修計画に基づき、県教委事務局、教育事務所、市町村教育委員会と連携しながら、133の研修講座を実施します。そのうち65講座を「ICT活用研修」として位置付け、個別最適な学びや協働的な学びの実現に向けた授業改善のための研修や演習を行います。
また、学校現場だけでは対応が難しい課題に寄り添うため、教育相談体制の充実を図っています。不登校生徒の多様な学びの場として、当センター内の「ふれあいルーム花巻」、県立図書館内の「ふれあいルーム盛岡」を設置するとともに、これまで沿岸地区の高等学校・特別支援学校を対象としていた相談業務を県北地区にも拡大し、地域と連携した支援を継続してまいります。
さらに、学習指導要領の改訂に向けた動きが進む中、現行の内容を確実に実施するための支援だけではなく、次期改訂を見据えた準備も必要になることが予想されます。当センターでは、教育の変化を的確に捉え、先生方が安心して教育活動を進められるよう、研修や情報提供を通じて支援体制を強化してまいります。
岩手県の未来を担う子どもたちを健やかに育むことは、県民の皆さま共通の願いであり、教育に携わる私たちの使命でもあります。当教育センターはその一端を担うべく、今後とも教育の専門機関として、機能の充実と専門性の向上に努めてまいります。