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1-3 学習におけるICT教材について

学習におけるコンピュータの利用には次のような型があります。

(1) ドリル学習型
 すでに学習した内容を反復練習する型のソフトウェアです。学習者の記憶や技能を定着させるのに効果的です。

(2) 解説指導型
 チュートリアル方式とよばれていたものです。学習者に対して個人授業を行うように、コンピュータから解説を与えて、質疑応答し、学習者の回答に応じた解説を提示します。学習内容の概念形成、知識・理解の定着、思考力の育成をねらいとする場合に用いられます。

(3) 問題解決型
 学習者が問題解決をするために、既習の知識や情報と、コンピュータに用意されているデータを活用して学習を進めます。学習者に問題を明確に把握させること、問題解決方法に対応した多様なコースウェアを用意すること、解説指導型のソフトウェアを組み合わせることが必要といわれています。

(4) シミュレーション型
 人間の感覚ではとらえることが難しいことや、学習者にとって理解しにくい事象・現象をシミュレーションによって、わかりやすく提示するものです。

(5) 情報検索型
 学習者は、情報を検索・抽出して思考を深めながら課題の解決を図る型です。学習者に課題を明確に把握させることが必要といわれています。