岩手県立総合教育センター研究集録(2003)


平成15年度 岩手県立総合教育センター 研究集録


No 研 究 主 題 及 び 内 容
15_01
小学校国語科において書くことの能力を高める指導の在り方に関する研究
-発表設計を支援するコンピュータ教材の開発をとおして-


研究の概要
 この研究は,目的や意図を明確にもって書く場面を設定し,情報活用の場をとおして自らの考えを深めさせ,さらに表現の工夫をさせることによって書くことの能力を高める指導の在り方を明らかにし,小学校国語科の指導の改善に役立てようとするものである。
 そのため,「書くこと」の指導事項をもとに書くことの能力について検討を行い,基本構想を立案した。さらに,表現の工夫を行いながら目的や意図に応じた発表資料を作成できるコンピュータ教材を開発し,指導プログラムに基づく実践をとおして発表設計の支援への有効性を検討した。
 研究の結果,コンピュータ教材を用いた授業実践によって児童の相手意識・目的意識と推敲・評価に関する意識を高め,目的や意図に応じた取材,構成,記述を行う能力を高めることができた。このことから,本研究の指導の手だての工夫は,小学校国語科において児童の書くことの能力を高めるうえで効果があることが確かめられた。
15_02
既習事項を用いて課題解決を図る力を育てる算数科の学習指導に関する研究
-小単元の指導過程の各段階における補充的な学習指導の工夫をとおして-

研究の概要
 この研究は,小学校算数科において,小単元の指導過程の各段階における補充的な学習指導の工夫をとおして,既習事項を用いて課題解決を図る力を育てる学習指導について明らかにし,算数科の学習指導の改善に役立てようとするものである。
 そこで,小単元を導入・展開・まとめの3段階に分け,導入段階ではレディネステストを使って,展開段階では自力解決を図るために確認タイムを設定し,まとめの段階では学習の流れを振り返るプリントを使って,数学的な考え方を身に付けさせるための補充的な学習指導を行った。
 実践の結果,未習事項と既習事項の共通点や相違点に気付き,既習事項を課題解決に結びつけ,既習事項が課題解決にどのようにかかわったのかを整理して考える力が育ったことが確認された。このことから,本研究の指導の手だての工夫が,既習事項を用いて課題解決を図る力を育てる上で,効果のあることが確かめられた。
15_03
小学校国語科において目的や文章を書く力を育てる学習指導に関する研究
-作文シラバスカードを用いた学習活動をとおして-


研究の概要
 この研究は,小学校国語科において,論理的な構成の文章を作り上げるための活動をとおして,目的や意図に応じた文章を書く力を育てる学習指導の在り方を明らかにし,学習指導の改善に役立てようとするものである。
 そのための指導の手だてとして,学習計画を理解させ,児童自身が見通しをもって,段落の働きを押さえて文章を書いたり,見直しをしながら学習したことを確認したりできる作文シラバスカードを作成し,学習活動で用いた。
 手だての試案に基づく授業実践によって,自分の考えを確かにもち,論理的に表し,読み手にわかりやすい文章に練り上げようとする力の育成が認められた。このことから本研究の指導の手だてが,目的や意図に応じた文章を書く力を育てる上で効果があることが確かめられた。
15_04
学校不適応児童の自尊感情を高める指導・援助に関する研究

研究の概要
 この研究は,学校不適応児童の指導・援助について,児童が活動に取り組んだ過程や結果を振り返って,自分を肯定的にとらえるように見つめ直すことをとおして,自尊感情を高める指導・援助の在り方を明らかにし,学校不適応児童の指導・援助に役立てようとするものである。
 そのため,援助者は,児童を受容的・共感的に受け止めながら,児童が活動を「見つめ直す視点」で振り返ってよさを見つけ,それを活動の中で発揮しながら自分のよさに気づき自分を大切にしようとする気持ちがもてるように指導・援助を行い,その結果についての分析と考察を行った。
 研究の結果,自分を否定的にとらえている児童が,自分を肯定的にとらえるように見つめ直すことで,活動を振り返って自分のよさを見つけ,それをまた活動の中で発揮しながら,よさに気づいて自分を大事にしようとする気持ちがもてるようになってきた。このことから,自分を肯定的にとらえるように見つめ直すことは,自尊感情を高めることに効果があることが確かめられた。
15_05
小学校音楽科において創造性を高める学習指導に関する研究
-創作活動での表現形態の工夫をとおして-


研究の概要
 この研究は,小学校音楽科において,創作活動での表現形態の工夫を取り入れた活動を行うことによって,主体的に学び,より豊かな音楽表現を求めて創造性を高める学習指導の充実に役立てようとするものである。
 そのため,指導の手だてとして「明確なねらいをもち,自分のイメージにあった表現形態を選択する活動」「個々に選択した表現形態の成果を共有する学び合う活動」を設定した。
 実践の結果,歌唱方法や表現形態の工夫をとおして,音楽に楽しく主体的にかかわり,個々の楽曲に対するイメージを描き,楽曲の楽しさや歌唱表現する力が向上した。このことから,本研究の指導の手だてが,一人一人の表現力を高める上で効果があることが確かめられた。
15_06
主体的に学習に取り組む児童を育てる少人数指導に関する研究
-目的や意図に応じた少人数指導を取り入れた単元をデザインして-


研究の概要
 この研究は,目的や意図に応じた少人数指導を取り入れた単元をデザインすることをとおして,主体的に学習に取り組む児童を育てる少人数指導について明らかにし,学習指導の改善に役立てるものである。
 そのために,本研究での指導の手だてを「単元をデザインすること」とし,小学校算数科図形領域において,研究を進めた。児童の実態調査を行い,その結果に応じ,目的や意図に応じた少人数指導を行う時期や段階を決めたり,グループ編成のしかたを工夫したりした。また,作成した単元のデザインは,実践をとおして,その有効性を検討した。
 その結果,目的や意図に応じた少人数指導を取り入れた単元のデザインは,児童に,自分で答えを見つけ出す力,自分の考えをまとめ発表する力,学習について振り返る力を育成する上で有効であることが確かめられた。
15_07
一人一人の可能性を拓く学級経営に関する研究
-今の自分を知り,高める体験的な活動とその交流をとおして-


研究の概要
 この研究は,児童に学校生活上の新たな課題を意図的にもたせ,それに体験的に取り組ませる指導をとおして,一人一人の可能性を拓く学級経営について明らかにすることによって,小学校学級経営の改善に役立てようとするものである。
 そのため,指導の手だてとして,①今の自分のよさを知り,それを生かす活動,②こうありたい自分を思い描きそれに向かって取り組む活動,③二つの活動を振り返り,新たな自分を発見するための交流を設定した。作成した手だての試案は,実践をとおしてその有効性を検討した。
 その結果,手だての試案に基づく授業実践によって,自分のよさをとらえる力,自分の目標を思い描く力,目標に向かって行動する力が育成されたこと,新しいことに挑戦しようとする意識が高められたことがわかった。このことから,本研究の指導の手だてが,一人一人の可能性を拓く学級活動をすすめる上で,効果のあることが確かめられた。
15_08
主体的に活動する力を育てる学級活動の指導に関する研究

-目的を実現させるためのグループ活動の指導の工夫をとおして-


研究の概要
 この研究は,小学校の学級活動における行事に向けての企画・準備の取組に焦点をあて,グループ活動の指導の工夫を中心に,その望ましい指導の在り方を明らかにすることによって,児童の主体的な力を育てる学級活動の指導の改善に役立てようとするものである。
 そのために,指導の手だてとして,グループ活動計画書の作成や役割分担のしかたについての話し合いを設定した。また,行動目標を立案させての活動や,振り返りと交流を取り入れたグループ活動を意図的に組み込んだ。作成した手だての試案は,実践をとおしてその有効性を検討した。
 その結果,手だての試案に基づく指導実践により,児童の意識面の変化として,見通しをもとうとするようになったこと,活動に手応えを感じるようになったこと,行動面の変化として,自ら役割を選択し,自分なりに工夫して活動するようになったことが確認された。このことから本研究の指導の手だてが主体的に活動する力を育てる上で効果のあることが確かめられた。
15_09
道徳的価値の内面的な自覚を深める道徳の時間の指導の在り方に関する研究
-自分との対話を深める書く活動をとおして-


研究の概要
 この研究は,自分との対話を深める書く活動をとおして,道徳的価値の内面的な自覚を深める道徳の時間の指導の在り方を明らかにし,道徳の時間の充実に役立てようとするものである。
 そのため,指導の手だてとして,児童の日常生活や全教育活動における様々な体験を記録する「心のアルバム」や道徳ワークシートを活用して,①自己の内面を省みて,自分の生き方や考え方を書く活動,②自分と他の人との考えを比較し,よさを認め合う交流,③よりよい生き方を目指すことについての自分の思いを書く活動を行った。作成した手だての試案は,実践をとおしてその有効性を検討した。
 その結果,児童が,今までの自分の生き方や考え方に気付くこと,自分や他の人のよさに気づくこと,自分自身の新たな決意をもつこと が確かめられた。このことから,本研究の指導の手だては,道徳的価値の内面的な自覚を深める道徳の時間の指導において有効であることが確かめられた。
15_10
児童の資質や能力を育成する評価に関する研究
-児童の具体的な姿の指標を示したルーブリックの作成と活用をとおして-


研究の概要
 この研究は,学級活動における児童の具体的な姿の指標を示したルーブリックを作成し,活用を図ることにより,児童の資質や能力を育成する評価について明らかにし,学習指導の改善に役立てようとするものである。
 そのため,まず,教科におけるルーブリックの作成方法及び手順を明らかにした。次にこれを踏まえて小学校国語科において,教師が改善指導のために用いる「スピーチのルーブリック」を作成し,これを基に児童が学習改善のために用いる「スピーチステップアップカード」を作成した。そして,これらを用いて児童に目標の実現状況と次の学習の方向性を知らせ,振り返りを行わせる手だての試案を作成し,授業実践をとおして,その妥当性について検討した。
 実践の結果,手だの試案に基づく授業実践によって,「話すこと」において,児童の思考力,判断力,表現力が育成されたことが確認された。このことから,本研究の指導の手だてが,児童の資質や能力を育成する評価を行う上で,効果があるという見通しをもつことができた。
15_11
確かな学力の定着を図るための習熟度別指導に関する研究
-小学校算数科における習熟度別学習コースづくりとその活用をとおして-


研究の概要
 この研究は,小学校算数科における習熟度別学習コースづくりとその活用をとおして,確かな学力を定着させるための小学校習熟度別指導の在り方を明らかにすることによって,児童個々の学習課題を克服できるような学習指導の充実に役立てようとするものである。
 そのため,指導の手だてとして,学習過程における補充学習と発展学習の時間の配分に違いをもたせ,理解の速さなどに応じた学習形態や学習方法を取り入れた習熟度別学習コースを設定した。さらに,児童が,自分にあった習熟度別学習コースを選択できるように学習過程の中での活用を図った。作成した手だての試案は,実践をとおして,その有効性を検討した。
 実践の結果,手だての試案に基づく授業実践によって,児童に知識,技能の向上が見られ,学ぶ意欲が高まったことが確かめられた。このことから,本研究の指導の手だてが,確かな学力の定着を図るための習熟度別指導において,有効であるという見通しをもつことができた。
15_12
探求活動に意欲的に取り組む総合的な学習の時間の指導に関する研究
-見通しをもたせる「北っ子プラン」の活用をとおして-


研究の概要
 この研究は,総合的な学習の時間における探求活動の指導の在り方に焦点をあて,児童に目的や方法,自分の役割を明確にして活動の見通しをもたせることにより,探求活動に意欲的に取り組む総合的な学習の時間の指導に役立てようとするものである。
 そのための指導の手だてとして,見通しをもたせる「北っ子プラン」の活用を考えた。「北っ子プラン」とは,見通しをもたせる計画シートを中心に情報源となる「人・もの・こと」を学習環境を整えた支援計画のことである。この見通しをもたせる「北っ子プラン」の計画を立てる活動や振り返りの活動の場に活用するために手だての試案を作成し,実践をとおしてその有効性を検討した。
 その結果,手だての試案に基づく指導実践によって,児童の「自己決定感」や「充実感・満足感」,「向上心」にかかわる意欲の向上が確認された。このことから,本研究の指導の手だてが,探求活動に意欲的に取り組む総合的な学習の時間において,概ね効果のあることが確かめられた。
15_13
学校不適応生徒の自己肯定感をはぐくむ指導・援助に関する研究
-自分と向き合う活動をとおして-


研究の概要
 この研究は,自分を否定的にとらえ自分らしさを見失っている学校不適応生徒が,自分と向き合う活動「こころの伝言板」をとおして,自己肯定感をはぐくむ指導・援助の在り方を事例的に明らかにし,学校不適応生徒の指導・援助の充実に役立てようとするものである。
 そのために,援助者は生徒を受容的・共感的に受け止め,生徒の興味関心のあるものを取り入れながら自分の考えや感情に気付き,ありのままの自分を受け入れる指導・援助を行った。
 研究をとおして,自分と向き合う活動「こころの伝言板」は,自分を否定的にとらえている生徒が,これまで気付かなかった自分の考えを感情に気付き,ありのままの自分を受け入れ,自己肯定感をはぐくむうえで効果があることが確かめられた。
15_14
技術・家庭科「技術とものづくり」における材料の特徴を生かした製作品を構想する力を育てる学習指導に関する研究
-ガラスを取り入れた題材の開発をとおして-


研究の概要
 この研究は,中学校技術・家庭科の技術分野「技術とものづくり」の学習において,材料の特徴を生かした製作品を構想する力を育成し,学習指導の充実に役立てようとするものである。
 そのため,指導の手だてとして,身近に数多く存在しているガラスを取り入れ,その特徴や加工技術を木材や金属と比較し関連づけて習得させることができる題材の開発を行った。さらに,それを活用して授業実践を行い,その有効性を検討した。
 その結果,①材料の特徴や加工技術における知識や技術が習得できたこと,②適した材料を選択し,製作品として具体的にまとめることができたこと,③既習内容を生活に生かそうとする意欲が高まったことが確認された。このことから,本研究で開発した題材は材料の特徴を生かした製作品を構想する力を育てるうえで,効果があることが確かめられた。
15_15
中学校数学科「一次関数」における数学的な表現や処理の仕方の習得を図る指導に関する研究
-コンピュータ教材を活用した生徒個々のつまずきを解決する学習活動を取り入れて-


研究の概要
 この研究は、中学校数学科「一次関数」において、つまずきを解決する学習活動を取り入れた授業実践をとおして、数学的な表現や処理の仕方の習得を図る指導を明らかにし、学習指導の改善に役立てようとするものである。
 そのため、生徒個々の理解や習熟の程度に応じた最適な問題や説明について検討し、誤答の見直しや既習内容の振り返りができるコンピュータ教材を開発した。そして、その教材を活用した、生徒個々のつまずきを解決する学習活動を取り入れ、実践をとおしてその有効性を検討した。
 研究の結果、目的とする数量を求めること、一次関数の特徴を読みとること、グラフで表現すること、式で表現することについて、生徒の習得が図られた。このことから、開発した教材を活用し,つまずきを解決する学習活動を取り入れた指導の手だては、数学的な表現や処理の仕方の習得を図るうえで、効果があることが確かめられた。
15_16
高等学校「情報と表現」における情報発信能力を育成する教材の開発に関する研究
―企画書の作成技法を習得する学習活動をとおしてー


研究の概要
 本研究は、高等学校専門教科情報「情報と表現」の学習において、企画書の作成技法を習得する学習活動をとおして情報を表現し伝達できる情報発信能力を育成する教材を開発し、高等学校「情報と表現」の学習指導の充実に役立てようとするものである。
 そのため、情報発信能力を育成する基本構想の立案と手だての試案を作成するとともに、「企画書の作成技法を身に付けソフトウェアを利用して資料作成・発表できる一連の流れを学習するテキスト」と「情報機器やソフトウェアを利用しメディア表現技法の基礎を学習するコンピュータ教材」を開発し、授業実践をとおしてその有効性を検討した。
 研究の結果、新しい情報を創造して表現し、情報手段を適切に活用しながら情報を受け手の状況を踏まえ効果的に発信・伝達する情報発信能力が育成された。このことから、本研究で開発したテキスト及びコンピュータ教材は情報発信能力を育成するうえで有効であることが確かめられた。
15_17
高等学校理科生物B「生物の多様性」の学習において種子をつくらない植物の体のしくみと生活について理解を深める教材の開発に関する研究
-ワカメを用いた教材開発を中心に-


研究の概要
この研究は,高等学校理科総合B「生物の多様性」において,海洋性の藻類を用いた教材を開発し,陸上植物と比較した学習活動を展開することによって,種子をつくらない植物の体のしくみと生活について理解を深めることに役立てようとするものである。
 そのために,身近な海洋性の藻類であるワカメを用い,「体制」,「同化色素」,「生活環」の三つの観点から陸上植物と比較できる教材を開発し,授業実践を行った。
 その結果,①ワカメの培養を成功させ,学習に役立てられたこと,②種子植物と種子をつくらない植物の特徴を捉えさせ,種子をつくらない植物の体の仕組みと生活について理解を深めるうえで効果のあることが確かめられた。
15_18
高等学校理科総合Aにおいてイオンの存在の理解を深める実験教材の開発に関する研究
-指示薬によらない電気泳動実験をとおして-


研究の概要
 この研究は,高等学校理科総合A「物質と人間生活」において,指示薬によらない電気泳動実験の教材を開発して,イオンの存在の理解を深めることに役立てようとするものである。
 そのために,イオンの移動を直接確認できる,高吸水性ポリマーを用いた指示薬によらない電気泳動実験の教材の開発を行い,それを授業に生かす基本構想を立案した。その後,開発した教材を活用して授業実践を行った。
 その結果,イオンの移動を簡素な装置,簡易な操作で観察させることができ,イオンが電荷を帯びていることを体感的に実験させることができた。このことから,本研究で開発した教材は理科総合A「物質と人間生活」においてイオンの存在の理解を深めることに有効であることが確かめられた。
15_19
知的障害養護学校の「総合的な学習の時間」における自ら課題を解決する力の育成を目指す指導の在り方に関する研究
-活動計画作成支援のコンピュータ教材の開発・活用をとおして-


研究の概要
 この研究は,「総合的な学習の時間」において,生活上の課題解決の活動計画作成を支援するコンピュータ教材の開発・活用をとおして,自ら課題を解決する力を育成するための指導の在り方を明らかにし,知的障害養護学校における指導の充実に役立てようとするものである。
 そのために,認知や記憶の面に見られる特性を考慮し,情報整理や活動状況の自己確認を支援するコンピュータ教材を開発・活用し,一人一人が課題解決のための計画を作成していく授業実践をとおして,その有効性を検討した。
 研究の結果,生徒は,コンピュータ教材を活用しながら学習内容をイメージし,自己課題を決定することができた。また,課題解決のための主体的な情報収集,整理,確認に取組,活動計画を作成することができた。このことから,本研究の指導の手だての工夫が,自ら課題を解決する力を育成する上で,有効であることが確かめられた。



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